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東南アジアはラオスへの移住を発表→株主総会大荒れ

2021年11月30日

東南アジアはラオスへの移住を計画

2015年、約10年間の、日本国内における中古車市場の流通イノベーションへの挑戦は失敗に終わり、市場を日本から東南アジアに移し再チャレンジする事を決めました。しかし、当社は一時は上場を目指していたベンチャー企業で、複数のベンチャーキャピタルファンド(以下、VC)から出資を受けており、彼らへの説明責任や、株の買取などについて話し合う必要がありました。

2015年時点で、当社は数千万円の資金をVCから調達しており、株式比率として13%程をVCが保有している状態でした。ラオスに拠点を移す前に、この13%の株式を当社が買戻すか、他に買ってくれる企業を探すなどの選択を迫られておりました。

当社の答えは一貫して、「◯◯◯◯万円なら買い戻します」、それが難しければ買い戻せませんと伝えておりました。

大荒れの株主総会

しかし、VCは納得しません、執拗に「もっと高く買ってくれる企業を探してきてくれ」等と詰め寄ってきます。ただ当社も負けてはいません。そもそも出資というのはリスクマネーであり、資金と引き換えに株式を渡している時点で取引は成立しており、返済義務はないからです。VCは銀行とは違います。銀行はお金を貸して金利をつけて返済してもらい収益を上げるビジネスモデルですが、VCは別です。投資して上場や事業売却などでリターンを得るか、または0かのいずれかです。

なので、当社はできる事だけを伝え、それ以外の無理な要望には一切答えないという姿勢を貫きました。そして基本的に建設的な話ができないのであれば会うことも拒否しました。

しかし、年に一回の株主総会ではそうは行きません。建設的な話ができない株主と会って説明をする必要があります。株主総会の日付を決定し、招集通知を送り、準備を整え、株主総会当日を迎えました。

当社は株主総会の議題にそって決算報告を行い、今後、拠点を東南アジアに移すことを伝えました。かなり緊迫した空気が流れ、VC側から「拠点を東南アジアに移す前に株を買い取ってくれ」との発言がありました。当社は「株の買い戻しの条件は既にお伝えしている、その条件で良ければいつでも買い戻しします」と伝えるのみで、建設的な会話以外は返答を控えました。しかし、ただでは済まないのが株主総会です。怒号が飛び交い、大荒れの総会となったので、当社の方から「結論の見えない議論が続くので、これにて株主総会を終了させて頂きます」と伝え、株主総会を終了させました。

株主総会終了後も、ずっと私の後をついて来るVC

無理やり終わらせた総会後、私はスタッフと軽く言葉を交わし、帰路に着くことにしました。しかし、VCはずっと私の後をついて来て、「高く買ってくれ」とずっと言ってきます。表参道の交差点のど真ん中でそんな事言ってくるって相当な執念だなと思いました。私は何も回答せず足早にタクシーを拾い帰りました。

その後、ラオスへ拠点を移し事業を行うための準備を整えました。ただVCとの交渉は解決しておらずラオスから交渉を続ける必要がありました。そこは継続しながら、まず最初に労働VISAの取得を行いました。この辺りは難しい内容になるので、割愛しますが、リクエストが多ければ詳細をお伝えいたしますね。

当時は、YouTubeではなくTwitter社が提供していたPeriscopeというLive配信サービスを使い、毎日Live配信を行なっておりました。下に最初のLive配信動画を貼っておきますね。

つづく

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